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pr-and-publicity·2026年5月28日

PR TIMES と @Press の違い|プレスリリース配信プラットフォーム5社の徹底比較

PR TIMES・@Press・共同通信PRワイヤー・Dream News・valuepress の5社を、料金・配信先メディア・SEO 効果・操作性・サポートの5軸で徹底比較。業種・規模・用途別の選び方を解説します。

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国内のプレスリリース配信プラットフォームは複数あり、それぞれ料金・特徴・得意領域が異なります。「PR TIMES が一強」と思われがちですが、用途によっては他社の方が合うケースも少なくありません。

この記事では、主要5社を「料金・配信先メディア・SEO効果・操作性・サポート」の5軸で徹底比較し、業種・規模・用途別の選び方、複数配信の戦略まで整理します。広報担当者がプラットフォームを選定する際の判断材料に使えます。

まず押さえるべき前提

プレスリリース配信プラットフォームの 本質的な価値 は次の4つです。

  1. メディアへの到達:契約しているメディアリスト数と質
  2. Yahoo!ニュースなど大手キュレーション への連携
  3. 自社サイトのSEO効果(被リンク、引用される確率)
  4. 配信後のアーカイブと検索性(過去リリースの蓄積)

「とにかく安く配信したい」だけの軸で選ぶと、本来得られるはずのメディア露出・SEO効果を取りこぼします。逆に、配信したリリース1本が新聞・テレビ・専門紙に取り上げられて売上に直結する なら、1配信30,000円は安い投資です。

主要5社の比較

項目 PR TIMES @Press 共同通信PRワイヤー Dream News valuepress
1配信料金 30,000円 30,000円〜 70,000円〜 10,000円 0円〜
月額プラン 約7万円/4回〜 約3万円/月〜 個別見積 約3万円/月〜 3,300円〜
配信先メディア数 約12,000 約12,000 約7,000 数千 数千
Yahoo!ニュース連携 ◯ ◯ ◯ △ △
自社サイトSEO効果 高 中 中 低 低
業界カバレッジ 全業界(IT強い) 全業界 公共・大企業強い 全業界 全業界
校正サポート 自己責任 あり(手厚い) あり 限定的 なし
操作性 ◎ ◯ △(電話確認多い) ◯ ◎
画像対応 ◎(推奨) ◯ △ ◯ ◯
過去リリース検索 ◎ ◯ ◯ △ △

※料金・メディア数は2026年5月時点の公開情報。最新は各社公式をご確認ください。

各社の特徴を深掘り

PR TIMES

  • 国内最大手、特にBtoB SaaS・スタートアップで圧倒的シェア
  • 1配信30,000円、定額プラン約7万円/月で4回配信
  • 操作性・デザイン性が良く、画像付きリリースが映える
  • 自社サイトSEO効果が最も高い(PR TIMES からの被リンクのDR値が高い)
  • 業界カバレッジ広いが、特にIT・スタートアップが強い
  • 過去リリースの一覧性が高く、競合分析にも使われる

強み:

  • Yahoo!ニュースへの掲載率が高い
  • SNS拡散しやすいデザイン
  • 企業ページが充実、ブランディングにも効く
  • 検索エンジンでのインデックス速度が速い

弱み:

  • 校正サポートはない(自社で品質保証が必要)
  • 料金が他社より高め
  • 上場企業のIR向けではなく一般リリース向き

向き:BtoB全般、特にIT・スタートアップ、SaaS、消費財

@Press

  • 校正サポートが手厚い、文章の品質チェックが評価高い
  • 1配信30,000円〜、業種別カテゴリ配信が可能
  • Yahoo!ニュース連携あり
  • 中小企業・地方企業の利用が多い

強み:

  • 専任スタッフによる校正・タイトル提案
  • 業種別ターゲット配信が可能
  • 配信代行サービスを併用できる
  • 電話サポートが手厚い

弱み:

  • PR TIMES よりSEO効果は弱い
  • デザイン性ではPR TIMES に一歩譲る
  • スタートアップ系より伝統的な企業の利用が多い

向き:校正サポートを受けたい中小企業、地方企業

共同通信PRワイヤー

  • 大手・上場企業の利用が多い、公的メディアへの配信に強い
  • 1配信70,000円〜と高めだが、信頼性重視
  • IR向けリリースに使う企業が多い

強み:

  • 共同通信社のネットワーク経由で全国紙・地方紙・テレビへの配信
  • IR・コーポレートリリースに特化
  • 信頼性が高い(媒体側も「共同通信PRワイヤー経由」を重視する記者が多い)

弱み:

  • 料金が最も高い
  • 操作性は他社より劣る(電話確認が多い)
  • スタートアップ・小規模ビジネスにはオーバースペック

向き:大企業・上場企業・上場準備中のIRリリース、行政・公的機関連動

Dream News

  • 低価格 が特徴、1配信10,000円
  • メディアカバレッジは大手より狭い
  • 「とりあえず配信実績を作りたい」用途

強み:

  • 配信料金が業界最安水準
  • 試しに使うハードルが低い

弱み:

  • メディア露出効果は PR TIMES の半分以下
  • SEO効果も限定的
  • Yahoo!ニュース掲載は不安定

向き:予算優先のスタートアップ初期、配信本数を増やしたい時期

valuepress

  • 無料プランあり、有料は月額3,300円〜
  • 配信実績は他社より少ないが、コストが圧倒的
  • 個人事業・極小スタートアップ向け

強み:

  • 無料プランから始められる(クレジットカード不要)
  • 個人事業主の利用に対応
  • インターフェイスはシンプル

弱み:

  • メディアカバレッジが限定的
  • 大手メディアへの配信は期待しにくい
  • 配信品質は自己責任

向き:個人事業主、創業初期のスタートアップ、テスト配信

選び方の5軸

軸1:予算

月予算 推奨プラットフォーム
月20万円超 PR TIMES 定額プラン + @Press 併用、または共同通信
月5〜10万円 PR TIMES 従量、@Press 従量
月3〜5万円 PR TIMES 単発、@Press 単発、または Dream News 月額
月数千円〜1万円 valuepress 有料、Dream News 単発
無料 valuepress 無料プラン

軸2:業界

業界 推奨
IT・SaaS・スタートアップ PR TIMES
製造業・伝統企業 @Press、PR TIMES
大企業・上場企業のIR 共同通信、PR TIMES
食品・小売・消費財 PR TIMES、@Press
教育・医療 @Press、PR TIMES
地方・中小企業 @Press、Dream News
個人事業・フリーランス valuepress、Dream News

軸3:操作性 vs サポート

  • 自走したい → PR TIMES、valuepress(管理画面の操作性が良い)
  • 校正・配信代行を頼みたい → @Press(電話・メールでのサポートが厚い)
  • 配信業務を完全外注したい → @Press の代行プラン、専門PR会社経由

軸4:配信目的

目的 推奨
認知獲得・SNS拡散狙い PR TIMES
業界紙・専門誌へのリーチ @Press、共同通信
Yahoo!ニュース掲載狙い PR TIMES、@Press
IR・株主向け 共同通信、PR TIMES
SEO・被リンク獲得 PR TIMES
配信実績作り Dream News、valuepress

軸5:配信頻度

配信頻度 推奨
月1回未満(年6回以下) 単発従量プラン
月1〜4回 PR TIMES 定額プラン、@Press 月額
月5回以上 PR TIMES 大量配信プラン、複数プラットフォーム併用

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複数配信の戦略

予算が許せば、PR TIMES + @Press または + 共同通信 の複数配信が最強です。それぞれの強みを掛け合わせます。

王道の組み合わせ

組み合わせ コスト 効果
PR TIMES + @Press 月6〜10万円 SEO + 校正品質
PR TIMES + 共同通信 月10〜15万円 認知 + IR信頼性
PR TIMES + Dream News 月4〜5万円 安価に配信実績を増やす

書き分けのコツ

同じ内容を複数で配信すると「コピペ感」が出るので、それぞれに合わせた書き分け が必要です。

  • PR TIMES:画像多め、SNS拡散意識、引用しやすいフレーズ
  • @Press:校正サポートを活用し、本文を最終形に
  • 共同通信:IR向けに数字・財務情報を厚く

3〜4割の文章は共通で残し、6〜7割はプラットフォーム特性に応じて変える、というのが現実的なバランスです。

配信タイミングと曜日の戦略

どのプラットフォームを使うかと並行して、「いつ配信するか」 も露出本数に直結します。

  • 火・水・木の10〜11時が定番(記者が情報チェックする時間帯)
  • 金曜午後・週末はNG(週送りされて埋もれる)
  • 月曜は連休明けで記者が忙しい

詳細は プレスリリース配信タイミング で解説しています。

競合がどのプラットフォームを使っているか

業界の他社がどのプラットフォームをメインに使っているかを観察すると、自社の選定にも役立ちます。

観察方法

  • 競合企業名でGoogle検索 → 上位に出るプレスリリースのドメイン(prtimes.jp、atpress.ne.jp、kyodonewsprwire.jp)を確認
  • PR TIMES の企業ページがあるか
  • Yahoo!ニュースで取り上げられたリリースの配信元

自動化するなら

競合企業のプレスリリースを毎日チェックする運用は手動だと続きません。ReAnker のような専用ツールで自動監視すると効率的です。

  • 月額300円から
  • 競合のPR TIMES企業ページURLを登録するだけ
  • 毎朝1通のメールで前日の新着リリースが届く
  • Slack通知も対応(Standardプラン)

詳細は PR TIMES で競合リリースを見逃さない方法 と /compare で他ツールと比較しています。

よくある質問

Q. PR TIMES の定額プランは元が取れる?

月4回以上配信する企業なら元が取れます。月2〜3回なら従量の方が安い。

Q. 配信代行サービスは使うべき?

社内に広報担当がいないなら検討の価値あり。月10〜30万円で、リリース執筆〜配信〜フォローまで一貫対応してくれます。社内に1人でも広報担当がいるなら、自社運用が学習効果も高い。

Q. プレスリリースのSEO効果はどれくらい?

PR TIMES からの被リンクはDR(Domain Rating)が高く、1本の良質なリリースで自社サイトのオーガニック流入が継続的に増えるケースもあります。ただしリリースの質が低いと効果は限定的。

Q. 海外向けプレスリリースは?

国内主要5社では海外配信は限定的。海外向けは Business Wire、PR Newswire、Cision PR Web などの英語圏配信サービスを別途利用します。1配信10〜30万円が相場。

Q. プレスリリースを取り下げ・修正したい時は?

各社で対応可能ですが、配信後の取り下げは原則できない プラットフォームが多いです。修正版を再配信する形になります。配信前のチェックを徹底するのが鉄則。

まとめ

  • PR TIMES が業界スタンダードだが、用途によっては他社の方が合う
  • 予算・業界・操作性・配信目的・配信頻度の5軸で選ぶ
  • 大型リリースは複数プラットフォームの併用も検討
  • 競合がどこに配信しているかも継続観察
  • プラットフォーム選定とセットで、配信タイミングと内容の質も最適化

「とりあえずPR TIMES」で始めるのは正解ですが、運用が安定してきたら他プラットフォームの併用 を検討するフェーズが必ず来ます。その時のために、各社の特性を覚えておくと判断が早くなります。

関連:プレスリリースの書き方 / プレスリリース配信タイミング / PR効果測定の基本 / メディアリレーションの作り方

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