PR TIMESとGoogle Newsを1ツールで監視する方法【無料あり】
PR TIMES と Google News を1ツールで監視する実務的な方法を解説。手動運用の限界、両者のカバー範囲の違い、5社以下に絞る選定基準と毎朝1通の通知フローを整理します。
競合企業を本気で追うなら、「PR TIMES(公式リリース)」と「Google News(第三者報道)」の両方をカバーするのが鉄則です。
- 公式リリースだけ追うと、第三者からの分析記事や決算報道を見逃す
- ニュースだけ追うと、当日朝のPR発表を半日遅れで知ることになる
この記事では、両方を1つの仕組みで監視する具体的な方法を、無料〜月額300円の選択肢で整理します。「PR TIMESとGoogle Newsを別々に追うのが面倒で統一したい」「毎朝のチェックを自動化したい」という方のための実務ガイドです。
なぜ「PR TIMES + Google News」の組み合わせが効くのか
それぞれの特性を整理すると、両者は補完関係にあります。
| 観点 | PR TIMES | Google News |
|---|---|---|
| 発信主体 | 企業自身(公式) | 第三者メディア |
| 速報性 | 最速(発表瞬間) | 報道タイミングに依存 |
| 内容の濃さ | 公式トーンで網羅的 | 切り口・解釈・批判含む |
| 拾えるイベント | 商品発表・人事・決算 | 分析・噂・トラブル報道 |
| ノイズの多さ | 少ない(企業公式のみ) | やや多い |
| インデックス速度 | RSS即時 | Googleのインデックスタイミング次第 |
PR TIMES だけ追うと「競合の自慢話(公式発表)」しか入りません。Google News だけ追うと「当日リリースの発表瞬間」を逃します。両方の組み合わせで初めて、競合の動きを立体的に把握できます。
PR TIMES と Google News それぞれの特徴を深掘り
PR TIMES の特徴
PR TIMES は国内最大のプレスリリース配信サービスです。BtoB・BtoCを問わず、企業の公式発表はほぼここに集約されています。
カバーする情報:
- 新製品・新サービスの発表
- 人事・組織変更
- 資金調達(シリーズA〜IPO等)
- パートナーシップ・業務提携
- 決算情報・業績発表
- イベント・展示会告知
PR TIMESの強み:
- 企業公式の最速情報
- 全文が読める(要約ではなく完全版)
- RSSフィードが充実している
PR TIMESの限界:
- 企業が「出したくない情報」は出てこない
- 第三者の分析・批判が含まれない
- トラブル・炎上情報は基本的に掲載されない
Google News の特徴
Google Newsは複数のメディアからの報道を集約したサービスです。同じ企業・キーワードについて、複数の視点から情報が得られます。
カバーする情報:
- 業界専門メディアによる分析記事
- 新聞・ビジネス誌の報道
- スタートアップ・テック系ニュースサイト
- SNS上の話題になった記事
- 海外メディアの日本語版記事
Google Newsの強み:
- 第三者の視点・解釈が含まれる
- PR TIMESに出ない情報(トラブル・業界評価)が含まれることがある
- 関連する市場トレンドの記事も拾える
Google Newsの限界:
- Googleのインデックスタイミングに依存(遅延あり)
- ノイズが多い(関係ない記事が混じる)
- 検索精度はキーワード次第
💡 ポイント: PR TIMESが「企業の言いたいこと」を届けるメディアであるのに対し、Google Newsは「第三者が企業について言っていること」を集約します。両者を合わせることで、競合の動きを360度把握できます。
方法1:手作業で個別チェック(無料)
最もシンプルなのは、PR TIMES と Google News を別々に毎朝開いてキーワード検索する方法。
手順
- PR TIMES のキーワード検索ページで競合名を検索
- Google News(
news.google.com)で同じキーワードを検索 - それぞれ「過去24時間」フィルタを使う
必要な時間の試算
| 監視競合数 | PR TIMES確認 | Google News確認 | 合計(1日) |
|---|---|---|---|
| 3社 | 15分 | 15分 | 30分 |
| 5社 | 25分 | 25分 | 50分 |
| 10社 | 50分 | 50分 | 100分 |
メリット:完全無料、必要な競合だけ追える。 デメリット:毎朝の作業時間(5競合×5分×2ソース=50分/日)、見落としリスク、週末の対応が難しい。
毎日50分は月間1,000分(約17時間)です。時給2,500円換算で月42,500円のコストが発生していることになります。
方法2:RSS と Google アラートを組み合わせる(無料)
両者からそれぞれRSSフィードを取得して、SlackのRSS Appに登録する方法。
手順
- PR TIMES のRSS:
https://prtimes.jp/index.rdf(全件)または企業別RSS - Google アラート:alerts.google.com でキーワード登録 → 配信先を「RSSフィード」に → 生成されたURLを取得
- Slackで
/feed subscribe [RSS URL]を実行
これで、両ソースからのアップデートが自動的にSlackチャンネルに流れます。
PR TIMES の企業別RSSの取得方法
PR TIMESの企業ページから企業別RSSを取得する手順:
- PR TIMES で企業名を検索
- 企業ページにアクセス
- ページURL末尾に
.rssを付けると企業別RSSが取得できます - 例:
https://prtimes.jp/main/action.do?run=html&page=brandtop&corp_no=XXXXX.rss
Google アラートのRSS化
- alerts.google.com にアクセス
- 監視キーワードを入力
- 「配信先」を「RSSフィード」に変更
- 「アラートを作成」→ 生成されたRSS URLをコピー
メリット:完全無料、設定後は完全自動。 デメリット:PR TIMES全件はノイズが多い、Google アラートはインデックス遅延あり、通知時刻を制御できない、集計不可。
方法3:ReAnker(月額300円)
ReAnker(リアンカー) は、まさにこの「PR TIMES と Google News を1ツールで監視する」用途のために作られたSaaSです。
できること
- PR TIMES のキーワード検索結果を自動巡回(企業名・サービス名・ドメイン)
- Google News(SerpAPI経由)を自動取得
- スタンダード以上なら @Press・ValuePress・共同通信PRワイヤー も監視対象に追加(PR TIMES以外の配信元を使う競合も取りこぼさない)
- 監視対象(アンカー)別にグルーピング配信
- 毎朝9時 に Slack・メールへまとめて通知
- ダッシュボードで取得件数・時間帯分布・アンカー別サマリーを可視化
- フリープラン:アンカー3件・隔日更新・メール通知(無料)
- スタンダード:アンカー無制限・毎日更新・Slack対応・CSV/PDFエクスポート(月300円)
設定の流れ
- reanker.com で Google ログイン(30秒)
- アンカー(監視対象)を登録
- サービス名(例:Salesforce)
- キーワード(例:AI受発注)
- ドメイン(例:sansan.com)
- 取得ソースで「PR TIMES + Google News」を選択
- 通知先(Slack Webhook URL or メール)を設定
- 翌朝9時から通知開始
「2ソースを別々の仕組みで追う」のではなく、1ツールで一気通貫に運用できるのが最大の違いです。
フリープラン vs スタンダードの比較
| 機能 | フリープラン | スタンダード(月300円) |
|---|---|---|
| アンカー数 | 3件 | 無制限 |
| 記事取得頻度 | 隔日 | 毎日 |
| 取得ソース | PR TIMES / Google News | +@Press・ValuePress・共同通信PRワイヤー |
| 通知方法 | メールのみ | Slack + メール |
| 配信時刻 | 毎朝9時 | 毎朝9時 |
| CSV/PDFエクスポート | × | ○ |
| ダッシュボード | ○ | ○ |
方法4:PR TIMES Webクリッピング + Google アラート(月5,500円〜)
予算がもう少しあれば、**PR TIMES Webクリッピング(月5,500円〜)**で PR TIMES + 約2,900媒体をカバーしつつ、Google アラートで補完する組み合わせ。
| ツール | 役割 | 月額 |
|---|---|---|
| PR TIMES Webクリッピング | PR TIMES周辺2,900媒体を網羅 | ¥5,500〜 |
| Google アラート | Google Newsの補完 | 無料 |
メリット:PR TIMES周辺の網羅性は最強クラス。 デメリット:固定費が月5,500円〜。Google アラートとの統合管理は別途必要。PR TIMES Webクリッピングの詳細は 料金詳細記事 を参照。
用途別フローチャート
監視対象1〜2社・週1チェックでOK → 方法1(手作業)
ノイズ込みで自動化したい・無料 → 方法2(RSS + アラート)
整然と運用したい・低価格 → 方法3(ReAnker 月300円)
予算月5,500円〜・媒体網羅性も欲しい → 方法4(PR TIMES Webクリッピング)
✅ 実践ポイント: 「まず1週間試す」のが最速の判断法です。ReAnker のフリープランなら競合3社を設定して動作確認できます。「これで十分」ならそのまま使い、「もっと欲しい」と思ったタイミングでスタンダード(月300円)に移行してください。
「両方追う」の具体的な業務効果
PR TIMES + Google News を併用すると、以下のような場面で差が出ます。
ケース1:競合の新製品発表
- PR TIMESのみ:発表当日に公式内容を把握
- PR TIMES + Google News:発表翌日〜翌々日に業界メディアの反応・評価記事も把握できる
ケース2:競合の資金調達
- PR TIMESのみ:調達金額・投資家のリリースを把握
- PR TIMES + Google News:「このラウンドの意味は何か」という業界解説記事も入手できる
ケース3:競合のトラブル
- PR TIMESのみ:企業側の謝罪・対応リリースしか入らない
- PR TIMES + Google News:トラブル発生段階でのメディア報道から把握できる
ケース4:業界トレンドの把握
- PR TIMESのみ:各社の個別発表のみ
- PR TIMES + Google News:「○○市場、△億円規模に」という市場全体の動向記事も入手できる
競合5社を監視する場合の設定例
ReAnker でBtoB SaaS企業5社を監視する場合の設定例です。
| アンカー | サービス名 | キーワード |
|---|---|---|
| 1 | 競合A社 | A社名、Aブランド名 |
| 2 | 競合B社 | B社名、B製品名 |
| 3 | 競合C社 | C社名 |
| 4 | 競合D社 | D社名 |
| 5 | 業界キーワード | 「SFA 市場」「CRM 導入」 |
フリープランはアンカー3件まで。5社全て追うにはスタンダード(月300円)が必要です。
よくある質問
Q. フリープランで動作確認してから有料化できますか?
A. はい。フリープランはクレジットカード登録不要で始められます。アンカー3件・隔日更新・メール通知まで無料で使えます。
Q. 通知の頻度はカスタマイズできますか?
A. 現在は毎朝9時固定配信です。「必要なときだけ通知」ではなく「毎朝まとめて確認」の設計です。
Q. Google Newsの取得遅延はありますか?
A. Google Newsのインデックスタイミングに依存するため、プレスリリースが発出された当日に取得できないケースがあります。PR TIMESの情報については、ReAnkerが直接巡回するため遅延は最小化されています。
Q. PR TIMESに出ない記事も取得できますか?
A. Google News経由で取得する記事は、PR TIMES経由でない第三者報道も含まれます。
まとめ
「PR TIMES だけ」「Google News だけ」では片手落ちです。両方追えてこそ、競合の動きを立体的に把握できます。
| 方法 | コスト | 自動化 | 精度 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| 手作業 | 無料 | × | 高い | 監視対象少・週1でOK |
| RSS + アラート | 無料 | ○ | 低め | ノイズ込みでOK |
| ReAnker | 月300円 | ○ | 高い | 整然と運用したい |
| PR TIMES Webクリッピング | 月5,500円〜 | ○ | 最高 | 媒体網羅性も重視 |
- 監視対象が少ない・無料で済ませたい → 手作業 or RSS+アラート
- 整然と運用したい・低価格 → ReAnker(月300円、フリーあり)
- 予算ありで媒体網羅性も → PR TIMES Webクリッピング + アラート併用
まずは ReAnker のフリープランで「両ソース統合の効果」を体感するのが、無料で始められる最速ルートです。
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この記事を書いたチーム
ReAnker編集部
競合・PR動向モニタリングSaaS「ReAnker(リアンカー)」の開発・運営チーム。 PR TIMESとGoogle Newsを毎日監視するプロダクトの知見をもとに、広報・マーケティング担当者向けに競合監視とPR実務の情報を発信しています。 記事は公開後も定期的に見直し、事実関係・料金情報を更新しています(編集ポリシー)。
